しつこく中耳炎と貧困の問題
8月に接種した小児用肺炎球菌ワクチン
「プレベナー」の威力たるや凄まじく、
豚児が3ヶ月も耳鼻科から遠ざかっていたのは
奇蹟的である。
プレベナーはぜひ周囲に勧めたい。
……が、神通力もここまで。
今日帰宅したら、豚児。保育園で耳だれが出ていたとの
報告を受けた。
ズバリ中耳炎である。ジャストミート。
例によって妻は戦力外なので
僕が耳鼻科に受診予約を入れに行き、
返す刀で豚児を拉致、冷たい夜風吹き付ける中
チャリで病院まで連行した。
そして、待つこと二時間。
豚児を膝に抱きながら待合でぼんやり考えた。
こういう時の思考は間違いなくネガティブである。
生活の貧困、文化の貧困、魂の貧困。
こーいう僕の境遇は全て月収18まんという貧困に由来するのであって、
食い扶持の少なさはイコール世界の狭さなのであって、
僕の歩いている世界と一般の、
休日には映画を観たり百貨店を彷徨いたりする家庭のの
暮らしている世界は
同じ空の下でも違う地平なのである。
…と、抽象的なことを考えていた。
愛だのピースだのを歌えるのは自分の生活に困っていないからなので
僕はいま世界平和よりまず豚児を寝かしつけることの方が優先。
今日、会社からの帰途、真上町で救急車とパトカーがうぃんうぃんしていた。
大丈夫だろうか。
同じく豚児を連れて行く道すがら、おまわりさんと救急隊員の人たちが
忙しそうにしていた。イトーピア前である。
心配だった。
僕を取り巻く貧困から僕とか豚児とかを救うために、
僕は戦わなければならないしだからFPになるためにがんばろう。
…とそこまで考えていたら漸く診察の順番が回ってきた。
疲れたね。