妻も疲れているだろうから
豚児を連れて公園に出かけた。
ここは野球場も併設されているので
おっちゃんたちの野球チームがのんびり試合をしていることが多い。
豚児が遊具に飽きてきたのを見計らって、
野球場のスタンドでおやつを食べることにした。
今日もおっちゃんたちが張り切って守備に就いている。
臙脂色のユニフォームは楽天みたいだね。
その胸のロゴを見て目が点になったのは僕。
「幕府」というチームらしい。
江戸よりはるばる遠征に来たのだろうか。
対する白地のユニフォーム、
もしかして「薩長」
あるいは「由比正雪」とかかしら。
しかしたぶんホームゲームだから白地なんだろうけど
「Takatsuki」と書いてあってつまり地元チームだった。
しかし高槻藩ってたぶん３万石くらいの小藩であり
天下の江戸幕府とは勝負以前の問題ではないだろうか？
「幕府」チームのメンバーはきっと、
「１番 センター 勘定奉行」
「４番 ピッチャー 大将軍」とかに違いない。
キャップの下は恐らく丁髷である。
わくわくするね。
これを見て思ったのは、
「名は体を表す」という通りネーミングは重要ということで、
例えば
「巨人」とか「獅子」なんていう名前はそれだけで強そうだし、
幕府というのは日本史上最強の軍事政権なのである。
最近は安易にネーミングライツを売却して
珍妙な名称に成り下がっているスタジアムなんかもあるし、
あの近鉄球団は球団名すら売り払おうとしたが
（それでも潰れるよりはマシだったと思うが）
僕は名前はやはり大切にしたい。
そして、
「名実ともに」強くなるのが一番の願いである。
