豚児と往復４キロも散歩して疲れたね。
さて、今日はウチのマンションのみんなが集まる
年一回の定期総会であった。
だから豚児との散歩の帰り道は
ちょっと急ぎ足。
総会にはマンション住民の半分くらいが出席していて、
管理費の予算とか
「全長５０ｃｍの蛇のぬいぐるみは普通ゴミか」とか、
「通路で擦れ違ったとき、
『こんにちは』と『こんばんは』の境は午後何時にするか」
といったシビアな議案について侃々諤々の意見交換をした。
その中で、一番意見が割れたのが
「マンション共用部分の地震保険に加入するか否か」
という議案だった。
ＦＰの勉強をしていて、リスク管理というのは
難しい分野なんだけれども、
保険というのはＦＰがいくらアドバイスしたところで
最終的にはクライアントの価値観に委ねられてしまう
ところが大きいのではないだろうか。
今回の件についても、
地震が起こるかも知れない。というリスクは漠然とイメージできるけど、
マンションにどんな損害が起こって、どんな保障がされるべきなのか、
というのを具体的に想定するのは非常に難しい。
もちろん手厚い保障はあるに越したことはないけれども、
この地震保険もけっこう高い（と思った）もので
出費とリスクを天秤に掛けて僕は結局
採決のときには「反対」に手を挙げた。
結果、「賛成」が「反対」をわずか一票で上回るという接戦で
可決されたのだけれども、
いかにリスクに対するみんなの価値観が共有し難いか、
というのを実感した。
まあしかしこれでいつ地震が起こっても
ウチのマンションは大丈夫だ。共用部分は。
ウチの部屋自体は地震保険に入っていないので
壊滅したらそれでお仕舞いだが。
