真夏の散華
惜しかった。
我が母校、名門高宮第一高等学校の野球部の人たちが
全国高等学校野球選手権大会地方予選(県大会)で
決勝まで進むも惜しくも敗退、略して惜敗した。
スポーツ界の金言に、
「二位以下はみんなビリ」
というものがあるが、
あらためてその言わんとすることを実感した。残念だけど。
二位と三位の差というのは北岳と奥穂高岳の差であるが、
一位と二位の差というのは富士山と北岳の差なのである。
標高の違いというのはたかだか数百mだが
(北岳と奥穂高の差は数mしかないけど)
その知名度の違いは数万Kmに及ぶだろう。
決勝でも、わずか二点差で敗れたタカコーだったが、
その二点はまさに数万Kmを隔てる二点だった。
政治家の人が
「二番じゃいけないんですか?」と言ったのに対抗してか
他の政治家の人が
「いちばん」と連呼していたりしたけれど、
僕は母校に甲子園出場、してほしかったなあ。
でも書いていて矛盾するようだが、二番でも立派なことだと思う。
二番で良くはないけれども二番であることは誇るべきことでもあるのである。