RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

クールビズの次に

雨だった。

イオン大日SCに買い物に行った。

もうサマーバーゲンと称していろんなものが

3割引や5割引されて売られているけど

昔は夏のバーゲンといえば7月に入ってからだったような

気がする僕の記憶は古いのかなあ。

でも安いのには文句はないので、

半ズボンをいっこ購入した。

ところで、

毀誉褒貶の多い小泉純一郎閣下の統治で、一番の功績は

クールビズ」を人口に膾炙させたことだと思うのだけれども、

スーツの上着とネクタイを夏に着用しなくてよくなったのは

日本の文化史上、服飾史上、画期的な出来事であったように思う。

この功績の偉大さを理解できない人は

「そんなんちょっとした流行じゃないか」と言うけれども

今や市役所なんかでも夏は半袖シャーツノーネクタイで業務しているのが当たり前。

以前ではネクタイを外して業務、なんてだらしなさの象徴みたいに言われていたのに。

クールビズというモードを日常に定着させたのは見事。

ちょっと昔のオシャレルールでは、

「夏に半袖ワイシャーツなんて恥ずかしい(子供っぽいから)。

 

 長袖をまくるべし」

だったのだから。

「エアコンをケチるため」でもあるけれども、通勤途上も外回りも

夏は暑いわけでトータルで見てノーネクタイで済むのは有難い。

僕がここまで称揚するのは、

過去に「省エネルック」と称した同様の試みが失敗した歴史があるから。

70年代のオイルショックの時に一度、

夏は

「半袖スーツ&開襟シャーツ」という珍妙な出で立ちで。という企画を

政府主導で推進したことがあり

こちらはことごとく流行らなかったということがありました。

流行を創る。というのはそんな簡単な話ではないのです。

ただ、僕はこの「半袖スーツ」は今ではなかなか悪くないと思うのですが、

90年代半ばに男性の膝丈パンツが登場したのを底流に、

ここ1,2年で急速に男性向けにも(女性向けはもう少し前からですが)

七分袖や五分袖の中途半端な丈の衣料がかなり出回るようになりました。

今なら、「七分袖上着&パンツ」のスーツを開発すれば

もしかしたら売れるかもしれず、

これを着用して選挙活動をした党が参院選勝利するかもしれず、

そうしたら僕が今日購入した半ズボン(七分丈)も

堂々と仕事に着ていけるようになるのです。