RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

秘策

僕もスポーツ観戦は好きだから、

ワールドカップを観ていてああだこうだと

周囲の話題に参加したいね。

先日のオランダ戦は敗北を喫した。

やはり緒戦で金星スタートだったし決勝トーナメント進出も

可能性十分なので新聞とかの論調もまあ、

「オランダ相手によくやった」

みたいなものが多くてそれは僕も賛同。

次戦は引き分けでもトーナメント進出らしい。

だから僕なんかは、

「8人ぐらいDFの、守備的布陣にして0-0を狙ったらいいじゃん」と

主張するのだけれども、僕のような守備論者よりも

「引き分けを狙うような逃げ腰だと負ける」

「積極的に攻撃を仕掛けていかないと」

みたいなアグレッシブな論調がほぼテレビなんかを支配しているのである。

しかし、普通の布陣(守備的らしいけど)でも強豪オランダに

1点しか許さなかったのだからきっと僕の提唱する

8-1-1システムならば確実に0点で抑えられたはずだ。

だから、次戦デンマークでも引き分けでいいのなら攻撃を捨て、

あの伝説のフラット3を凌ぐ、フラット8でペナルティエリアを固めたらどうだろう。

トルシエ監督が「Vゴールを考えた国だから」とスポーツ新聞でも言っていたが、

日本人はどうも引き分けといったメンタリティに弱いらしく、

正直勝つ見込みがほとんどなく、引き分けでも御の字の強豪相手ですら

「攻めの姿勢を大事に」みたいな感じで勝利ありき。な試合前。

「ずっと守ってたらいいじゃん」と僕なんかが反論しようものなら

「そーいう気持ちだから負けるんだよ」という精神論。

「守りに入っている」というのは日本語では弱虫を指すのである。

攻守がはっきり分かれている野球とかと違って、

攻めに熱中してたらいつの間にかDFの裏をかかれて失点。

なのがサッカーなのだから、勝ちにこだわらず

守備に集中する。という選択もあっていいのではあるまいか?

……というのをビジネスマン向けの自己啓発本を読んで

思いついたんだけれども、このテの本の多くは

ばりばり昇進なビジネスマンを想定しているのであり、

僕みたいな自己保身に汲々とするような小物は相手にしていない。

僕にダイヤモンド社あたりから執筆依頼が来たら、

困難から逃げ、リスクを負わず、勝負を避けるビジネスマン像を

生き生きと、いや地味地味と描こう。