RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

昇進試験に落ちた

「あっはー。ダメだったって本社から連絡が入ったよ。 また来年出直しな」 「いっやー。豚児に合わせる顔がないですよ。 また保育園でいじめられるなあ。」 と、係長補佐昇進試験の結果を上司に告げられてまあざんねん。 このままヒラ社員を続けた場合、 営業職時代と同じくらい月給が貰えるようになるまで 順調に昇給してもあと11年はかかります。 無料なのでまた来年も受けますが、 次回もダメであろうことは明白。 まあ、スーツのボタンを掛け違えていたり ポケットのひらひらが半分はみ出ていたこともあるんですが、 最大の理由は、 そもそも昇進試験というのは 「もっと責任のある仕事をして、それに見合う報酬を得たい」という ばりばり感のある上昇志向の人が受けるべきもの。 でも僕は 「昇進してクロスバイクを買うお金がほしい。でも仕事はあんまりしたくない」 という相反する欲求を抱いているからで、 こういう動機に基づいている以上は永遠に昇進しないだろうし、 何かの間違いで係長になったとしても 面倒な案件とかを抱える羽目になって不幸になるのは自分でしょう。 だから、僕が幸福な終末を迎えるためには A.意識改革をして自分も責任ある仕事に就き世の為人の為に貢献しようと思う。   か、 B.ヒラ社員を続け一日中のんびりテープレコーダーの修理をし、清貧に甘んじる。   の、 どちらかしかないわけですが A.は結局つかれるしB.ではいつまでたっても豚児の服は西松屋だし、 どちらも結果的に不幸になってしまうという、 自己言及パラドックスみたいなのに陥ってしまうのです。 僕は、物件を売りまくって社長賞をもらっている人を見て 「いいなあ。オレも特別ボーナスほしいなあ」 とも思うし、 窓際で新聞を読みながらくつろいでいるおっちゃん(同じくヒラ)を見て 「やっぱりスローライフが理想だよね」 とも思ってしまうのです。