RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

総務課の仕事

「今度の新作発売でレーザーポインタが10本いるから頂戴」

「えっなんでそんなに要るの」

「ウチ(の課)にはもともと5本しかなかったし、うち4本は故障してたんだ」

「じゃあいま(11月)までどうやって営業してたの」

「1本を無理矢理使い回してたんだよ」

「なんで年度当初の4月に言わないのさ」

「忙しかったんだよ。とにかく来月までに用意してよ」

……ていうやりとりが先日もあったんだけれども、

経緯を説明すると……

20ある弊社の営業課にはそれぞれプレゼン用の道具を配布していて、

レーザーポインタ(以下ポインタと略)もその一つです。

どの課にもいくつかポインタが常備されていますが、

まあそんな頻繁に壊れるものでもないし、でも一応予備の

ポインタはウチの総務課にいくつか保管していて

壊れちゃった人には交換に応じています。気前よくね。

でも、課によって規模も違うのはもちろんのこと、

「プレゼンのやり方の違い」と称してたくさん持って行く人もいて、

ポインタがたくさんある課もあれば少ないところもあってまちまちです。

そんなの平等じゃないよと普通はなるのですが、まあ、僕も

営業をやっていたのでそのへんの事情は分かり、

年によってポインタを多く使う場面もあったので、「たくさん必要だ」と言われれば

そういう場合もあることは理解できます。

ただ問題なのは、

1.新年度になって課の規模が小さくなったり課長が替わっても、余ったポインタを返さない

2.新年度になって課の規模が大きくなったり課長の方針によって、ポインタが不足する

……ことで、

2.の不足した課に異動になった場合、

他の余っている課に個別交渉して分けてもらう人もいれば、

勝手に総務課から新品を持ち出す人もいて、

これは後者の方が圧倒的に多く、

ポインタなんてそうそう壊れるものでもないし会社の規模自体変わらないのに、

毎年数十本の新ポインタを発注しては配る羽目になっています。

これって予算の無駄遣いじゃん。と嘆いた僕は

・年度末に、余分なポインタを持っている人は総務課に返却する

 故障しているものがあったら新しいのと交換する

・新年度初めに、営業上余分なポインタを欲しい人は総務課に申し出る

……という二つの提案を考えました。

こうすれば新年度に壊れたポインタばっかり掴まされる不幸な人や、

年度途中に勝手に新ポインタを持ち出されて

総務課の在庫がカラになる悲劇を回避することができ、

各課で放置されている余剰ポインタを回収し必要な課に回せるという、

道理的にも真っ当な提案だと思うのですが、

恐らくは営業課の人に

「なんで総務課にごちゃごちゃ言われなきゃいけないんだよ。自由にやらせろ」

とスルーされてしまうことでしょう。

こういうのは多かれ少なかれどこの会社にもありがちなことですが……

僕は、「(ポインタ一本渡さないような)吝嗇だ」と思われることが癪なのではなく、

「在庫管理もできないような怠慢」だと勘違いされるのが腹立たしいのです。