RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

全国学力テストの結果

今年の春に行われた、全国の小中学校を対象にした

学力テストの結果が発表されました。

まあ、どこが一位になっても「驚きの」結果なんでしょうけど、

上位にずらずらと福井、秋田、富山…といった日本海側の県名が

並んでいるランキングは壮観でした。いわゆる「田舎」と揶揄される

県ばかりです。高校野球とかの晴れ舞台で冷や飯を喰らい続けてきた

東北・北陸地方の面目躍如といったところでしょうか。

私は正直言って、塾もたくさんあり、文化的な刺激も多い都市部の方が

きっとテストの点なんかもいいんだと思っていました。

……でも、フタを開けてみると我らが大都会、大阪府はなんと、45位……?

じゃあ我が祖国、長閑なる田園地帯の滋賀県は反対に上位進出……?

かと思ったら39位でした。

……がっかり。

今回のテストは公立対象で、私学を含む全ての学校が入っている訳では

ないからこれで単純に県別の比較はできない、という指摘はそれはそれで

頷けます。

例えば、小学校のテスト結果で上位に入る京都府は、中学の方で

大きくランクを落としています。

京都市は多くの私立中学校を抱え、小学校での成績上位者が比較的多数

私立中学に進学する現状をみると、上の指摘はあながち的外れでない

感じです。

また、隣県の滋賀には私立中学校はほとんどないのですが、隣の京都市

私立中学にかなりの生徒が進学します。

大都市有利と予想したのは、私の生活実感によるもので、特に統計的な

根拠があるわけではないです。

私の田舎には、町に進学塾(補習的な学習塾ではない)は一軒もないし、

図書館も博物館もなかったし、書店もありません。

それは田舎では決して珍しい光景ではないのだけれども、

いま住んでいる街には図書館は3つあるし、文化施設・体育施設は充実しており、

大学などの学術施設もあるし、もちろん大手の進学塾が軒を連ねています。

そんな街で子ども時代を過ごすのと、私の田舎のような村で育つのとでは、

こと「学力」という面で勝負をするのは田舎にどうしても不利だろう、と

常々思っていました。

本当に、都会の子どもたちは恵まれているなあ……と羨みます。

私は福井にも、富山、あるいは秋田にも暮らしたことがないので、実際どのような

環境で教育がなされているのかは知る由もないのですが、

まあ、これからいろいろと分析がなされていくことでしょう。

ガンバレ滋賀県、そして大阪府!!