私は別にDTPなんかの業界の人間ではないのですが、
文書を作成するときの字体……ええ、「フォント」にちょっと関心があります。
仕事上ではあまりふざけると怒られるので、明朝体、ゴシック体、まあ、
ちょっとくだけた書類の時に教科書体、POP体、丸ゴシック体なんかを
使ったりもしますが、インフォーマルな文書をつくるときには、
けっこうキワ物的なフォントを試してみたりします。
http://www.fontfontfont.com/ なんかには、無料でダウンロードできる
フォントも多数載っています。ちょっと覗いてみると楽しいですよ。
フォントのインストールはそんなに難しくないので、試しにいくつか
ダウンロードして、ワードや一太郎なんかで打ち出してみてください。
ソースネクスト社の「まるで手書き」というソフトは、
自分のくせ字をインプットして、そっくりな字が打ち出せるという楽しいソフトです。
私は「crazy R.」なんていうフォント名をつけたいくらい凄まじい癖のある字を
書くのですが、このソフトを試してみると、なんだか全ての字が
何かに引っ張られているような不自然なフォントが出来上がりました。
さて、フォントはフリーでダウンロードできるものも数多いのですが、
ちょっと不満があって、それはまず欧文が多くて和文が少ないこと、
またひらがなカタカナ限定で漢字(JIS第一水準)に対応しているものが少ないこと、
です。
タダなんだから贅沢は言えませんが、漢字対応のものを見つけると
それだけでラッキー。
フォントは実際に購入するとメチャメチャ高価で、興味本意で手を出すには
敷居が高いです。
いま、「金文体」というフォント、「Timuz Roman」という焦げたアルファベットの
フォントが欲しいのですが、収録されてるソフトが高くて買えない……
ところで、きょう目にしたニュースが、駅の構内で話題になっているという
「修悦体」です。これは工事現場の人がガムテープで作ったという
驚くべき由来のフォントなんですが、画像を見てみるとなんとも
味わいがあって、シブいです。なんというか、
色ガムテでこんなアートが出来るなんて敬服。
これ、パソコン用のフォントにして、配布して貰えないかなあ……
(無料だったらありがたいけど……)
雑誌のロゴとか文章のフォントを見て「これはモリサワの○×だ」なんて
すぐに言い当てる人がいますが、そんなのに憧れています。