RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

AXL THIN AMP ギターアンプの異端

以前のエントリーで紹介したギターアンプ

AXL 「THIN AMP」をついに購入しました。

楽器店で23800円あまり。定価が29800円とのことで

安かったといえばそうなのですが、15Wの小型アンプと

しては相場の倍以上するのであり、迷いながらの購入ではありました。

ただ、前にも触れたとおり、このアンプにはオーバードライブ

エレキギターの「ぎゃ~ん」ていう音を出すやつ)をはじめとして、

当然イコライザー、それにビブラート、ディレイ(山びこ効果)、

その他コーラス、フランジャーといった空間系の効果を出す

基本的なエフェクターが内蔵されていて、プリセットながらいろいろな音が

このアンプ一台で出せるのは非常に魅力的です。

さて、実際に音を出してみると……

まず、オーバードライブの歪み感はやや物足りなくも思われましたが、

ディレイを軽めにかけたりしてみると、ホールで鳴らすような臨場感が

あったりして満足のいくサウンドになりました。英語の説明書が

よくわからなくて(日本語の説明もついていますがちょっと読みにくい)、

まだ弄りようはあるんですが、それはこれからです。

それより、意外だったのがオーバードライブをかけない、クリーントーン

音が素晴らしく粒が揃っていて目を、いや耳を惹きました。

安物のギターアンプクリーントーンは、単に音をバイパス(素通り)させた

だけのような貧相な音であることが多かったのですが……

このアンプは豊かな鳴りをしていて、アルペジオなどを弾いたら

綺麗に響きます。

ふつう、オーバードライブを外すと音量は小さくなりがちなんですが、

このアンプの場合、クリーントーンにしてもオーバードライブの時と差がなく、

そんなところに開発者の細かな心遣いを感じて感心もしました。

で、一番魅力的だと思ったのが、蓄電池による駆動。

15Wの出力ながら、小一時間弾いても安定して音を出してくれました。

もう、これさえあれば、どこでも演奏できます。誰か呼んでほしいなあ……