脳科学者、茂木健一郎氏が『読売ウィークリー』のコラムのなかで
芸術家、マルセル・デュシャンについて触れられていたので
思わずブログにメモメモ。リスペクトする芸術家なんですよ。
デュシャンを知ったのは高校の現代文の授業でした。
現代美術の評論のなかでデュシャンが取り上げられていたんですが、
有名な「泉」の作品に衝撃を受けたのが興味をもつきっかけでした。
あの、水洗便器にサインをしただけ、という不可解な作品です。
友人と男子トイレの小便器を指して「これは『滝』だなあ」なんて
笑い合ったのを覚えています。もともとそのへんにあるものに
一手間加えて美術作品にする手法を「レディ・メイド」と呼びますが、
それから何年後か、縁あって大阪の国立国際美術館に
「マルセル・デュシャンと20世紀美術」展が開催されることとなり、
運良く観に行くことができました。もちろん、「泉」はメインに据えられていて、
感激したものです。絵はがきも買って満足。
時間ができたら、研究してみたいなあと思う一人です。