表題の特集記事が目にとまり、『日経トレンディ』のついでに購入した
『プレジデントFamiliy』。珍しくおっちゃん向けの雑誌を購いました26歳です。
で、件の「担任教師の能力判定」という特集。
どうせパパ向け、ユーザー偏重の内容やろうとちょっと構えて読んだところ、
先生サイドからも名の知れた人らが説得力のある意見を披瀝していて、
割と客観的、公平な分析がなされているなあと思いました。
教育問題や、「モンダイ教師」を、端的に扱いすぎているきらいはありますが、
パパ向けに書かれた「学校生活の問題 撃退マニュアル」などの記事は、
先生の立場からみてもそこそこ納得のいく内容ではないでしょうか。
この特集に好意をもったのは、単なる学校批判ではなく、
親も一緒に教育に関わるというスタンスで書かれていたこと。
経済学で、共益状態(win-win situation)という言葉がありますが、
学校と保護者の関係もまさにそうでしょう。
学校に対し「いくらサービスを引き出せるか」に固執するあまり、結果として
満足のいく結果が得られないのは、「win or lose」と勘違いしているから。
「お店で○○円値引きしてもらった」と喜ぶのと同じ理屈です。
(消費者の利益=サービス提供者の不利益)
学校と保護者との関係は共益状態ならば、どちらかの利益はお互いの利益でも
あるわけで、その理由というのは本特集をみれば自ずと明らかになるでしょう。
(消費者の利益=サービス提供者の利益)