RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

歩けない。

バイク屋さんが厚意でお店のシグナス号を代車で貸してくれているが、

足をぶらぶらさせてなんとかまたがっている。

月から金まで仕事に行くには行ったが、

左足を引きずりながらなので

ほぼデスクの前でぼんやりしている状態。

何せ物を運べないのと、

階段の昇降ができないのが致命的である。

きつかったのは金曜に電話線がおかしくなったとのことで

床を這うケーブルを診なくてはいけなかった場面で、

僕は足が曲がらないので四つん這いになったり、

しゃがんだりすることができないため

左足だけ延ばしたままでなんとか対処しようとしたが

無理だった。

「邪魔」という無言の周囲の視線も痛い。

僕だって当初は、骨折でもないし一週間もすればまあ、

多少は歩ける位回復するとタカをくくっていて

周囲にもそう説明していたが

実際は全くそうではなく、受傷三日目くらいの状態が

二週間ずっと固定されているのであり

自分の説明とも食い違うし

一番危惧しているのは

「痛いフリをして仕事を怠けている」みたいに思われることであり

まあ確かに仕事は怠業の限りを尽くしているが

痛いのは自分にしか分からないのであって

これ以上言い訳をする術を持たない。

松葉杖も受傷翌日にはアマゾンで発注したが、

変なアピールに受け取られても困るので

職場ではほとんど使っていない。

金曜晩に再度病院を受診したところ、

復帰まで一か月という見立ては二か月に延びた。

土曜は朝から掃除、洗濯。

午後豚児らのおともだちが来訪した。

僕はクリーニング屋さんに必死で衣類を持っていく。

あと郵便局とか。

目と鼻の先のこれらがこんなにも遠い。

自転車を片足で漕ぐ。

バイク屋さんにも寄って

代車を貸してもらっている礼と

もうすぐ示談がまとまりそうなこと、

まとまり次第買い替えの算段に入る旨伝えた。

夕刻スイミングスクールは妻が送迎をしてくれた。

疲れ果てて少し寝る。

日曜朝から車の運転の練習。

図書館に寄った後豚児らを公園で遊ばせる。

電子書籍で購入した

平野啓一郎著『マチネの終わりに』が

涙なしに読めない。

午後、妻が豚児らをクレヨンしんちゃんの映画に

連れて行ってくれた。

『マチネの終わりに』読了。

胸が締め付けられるようなおはなしだった。

あと、デスクトップPCのOSを

ウィンドウズ10にアップグレードした。

調子はもひとつ。

今日も片足で出勤する。