自意識過剰な中学生くらいの頃は
無神論者というのがカッコいいと思っていてそうなりたい。
或いは自分はそうだ。と思い込んでいたのだけれども
実際には初詣だって気が向けば行くし
クリスマスは楽しみな行事の一つだし
まあ、信仰というより文化や風習の一環として参加しているものの
モノホンの無神論者はこういうのにも背を向けねばならないだろう。
しかし、自分が無神論者ではない。という一番の証拠は、
何か困ったこと心配なことがあるとき
ほぼ無意識に、反射的に
「祈る」
という行為をしてしまうことで、
(この起案が無事に決裁されますように)とか
(売掛金が回収できますように)と、
「願い」とほぼ同義であるが
一体僕は誰に祈り、願っているのだろうか?
毎日常に何かを祈る日々であるが。