老齢基礎年金は65歳から支給開始であるが、
一月繰り上げて受給すると0.5%ずつの減額、
逆に一月繰り下げて受給すると0.7%ずつの増額になる。
という制度になって久しい。
となると、生涯の受け取り金額を最大化するには
いつから受給するのが得か。という発想になるのだけれども
同時に、それを考えるのは難しいことにも気づく。
勿論、自分がいつ死ぬかわからないからだ。
とりあえず、平均寿命を参考にしてみてもよいが、
たとえば男性のそれが79歳だとしても、
60代まで生きている人の多くが80代まで生きるのであって、
自分の寿命を79歳と仮定するのも適当でないと思う。
それより、例えば「自分は80歳に死ぬ」とかいう想像を
65歳の時点ではリアリティをもってしなければならず、
なんとも複雑な気持ちになるのである。
もう豚児を起こす時間である。