そこに椅子があったら座る。
まさか椅子を見て
「武器だ」とか
「楽器だ」なんて
思う人はいないと思うけれども、
椅子には「座る」というアフォーダンスが存在しているので
振り回したり叩いたりせず
僕らは迷わず座るわけである。
プロダクトデザインの分野ではこの
「アフォーダンス」が重要視されるのだけれども
今日。
妻が生協で購入したみかんの缶詰。
これが只のみかん缶詰と異にするのは、
通常シロップ漬けであるところをこれは
100%果汁漬け。に
しているところである。
こんな贅沢なみかん缶詰が
おいしくない訳がない。
僕と缶詰の間の
「おいしい」という強固なアフォーダンスの存在を
確信した僕は、迷わず
夕食後にデザートとして食べることにした。
結果は言うまでもない。
アフォーダンスの重要性を再認識した日だった。