RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

AC公共広告機構

妻が今年度の業務を終了し、

明日からようやく産休に入る。

僕も肩の荷が少し軽くなった。

さて、この状況なだけに、

公共広告機構状況のCMを目にする機会が

飛躍的に増えた。

失礼ながら普段は気に留めることもないCMだが、

意外とACはバリエーションが豊富なことや、

味があったり凝った構成のやつがあったり

新たな発見があった。

しかし、残念ながら

他の人も感じる人が多いと思うけど、

僕は繰り返し流れるACに食傷気味なばかりか、

却って嫌気が差したりすらするのである。

CMの内容は良いが、

放映されている意図が啓蒙ではなく

『自粛』でトンだCMたちの時間つぶし

というのが見え見えなのであって、

それが不快感の原因なのである。

これらACのCMを作った人たちは

自分の作品が明らかに

穴埋めみたいな扱いをされていることをどう思っているのだろう?

テレビ番組は様子を見ながら

徐々に通常のプログラムに戻りつつあるが、

合間に挿入されるCMは依然、

「自粛」の様相を呈している。

阪神大震災

「大災害時には商業的なCMを自粛する」みたいな

前例ができて、それは止むを得ない措置というのは

僕も大人だから理解できるが、

代わりにACを穴埋めに使うというのは納得がいかない。

せっかくの道徳的なメッセージが穴埋めに使われることで、

視聴者に

「なんだ。電車で席を譲る。っていうのは

 穴埋め程度の価値しかないんだな」

と誤解せしめることになるのである。

このACインフレの状況は

日本人のモラルに

大きな損失をもたらしているように思うがいかがだろうか。