ＦＣサンタクロース
ミクシーのニュース欄に、
サンタが４８時間で全世界の子どもに
プレゼントを届けるスピードは秒速何万キロ。みたいな
くだらない計算結果が載っていたけれども、
勿論サンタさんは一人で配って回っている訳ではないのである。
サンタクロース氏が実務家として優れていたのは、
フランチャイズ制を導入したことであり、
還暦よろしく赤服を纏いプレゼントを配布する。という
自身のビジネスモデルを広く一般に開放し、
自身の仕事を他人にさせることに成功したことである。
フランチャイズ制により、児童を養育する成人なんかも
志願すればＦＣ（フランチャイズ）サンタになれるのであった。
いつの間にか「恋人はサンタクロース」などと
成人同士が有形無形のプレゼントを贈る際にも
サンタモデルが使用されるようになったが、
サンタ本部はもうウハウハに違いない。
結果としてサンタ本人はフィンランドの数軒も回れば十分で、
残りの２２億のキッズにはフランチャイジーの成人が
無償で配って回ってくれるのである。
こんな楽な話はない。
今日は僕もＦＣサンタとして、
豚児の為にプレゼントを用意した。
シカゴピザのお兄さんもＦＣサンタとして、
赤服で配達をしてくれた。
ところで、
なぜフランチャイズ制が日本の小売業でも多く採用されているかというと、
一つには末端のフランチャイズ店がポシャっても本体へのダメージが
少なく（本体にとって）効率的だからである。
フランチャイズへの加盟を検討している人はぜひ立ち止まって
考えて欲しいが、
なぜそこに直営店でなくフランチャイズ店を出店しようとしているのか？
それに納得のできる答えが出ないならばもう少し検討した方がいいと思う。
