昨年のサブプライムローン問題から、1月の世界同時株安まで、
経済の先行きが怪しい2008年です。
昨日のエントリでも書いているのですが、我が家のプライマリーバランスが
非常によろしくない状況にあります。
たまたま読んだ雑誌で、『年収300万円時代を生き抜く経済学』とか
『年収崩壊』とかで有名な森永卓郎氏が、
日本の円は不当に価値の低い状態になっている……みたいなことを書かれていて、
そのくだりにいたく納得しました。
昨今の物価高は、諸外国の購買力平価と比較して、不当に安い
円のせいでもあるまいか?
ガソリンスタンドの明かりを眺めながら、考えます。
その一方で、日銀の資金供給量の絞り込みを記事の中で批判されていましたが、
これは果たしてどう考えるべきかまだ保留です。
エコノミストの人の中には、「まだまだカネ余りの状況だ」なんていう人もいて、
それはそうなのかなあ、という部分もあります。
また、森永氏は、減税→景気拡大による増収という、割と楽観的な立場をとられていて、
庶民の立場からすればうんうんそうだよなあ、と頷きたいところですが、
これも人によっては根拠のあまりない夢みたいなものだという意見もあります。
とにかく怖いのは、賃金は下がるのに物価が上がる「スタグフレーション」で、
そんなんなったら最悪や。というのを読みながら考えてました。