RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

接続し、転送せよ!!

タイトルは、東浩紀氏の著書のオビからとりました。

内容とは関係がありません。

3つ前のエントリで会社のPCとの悪戦苦闘を書きましたが、

実際にはあの時点ではまだ、現状復帰に至るまでには

超えなければならない課題がありました。

というのも、あのときSEさんに解決してもらったのは、

PCを社内イントラネットに復帰させる、という問題で、

それだけでも相当の労力を要したのですが、

正常に業務に供するにはまだ、関連ソフトウェアの

設定という作業が残っていました。

あのとき来てもらったSEさんはハードウェアのメンテナンスの

ためですから、あとの各種ソフトウェアについてのことは範疇に

入りません。

で、今度は当該ソフトウェアのサポートにコンタクトを取らねばならなかったの

ですが、偶然にもその会社の営業の方が翌日にうちを訪ねられました。

まあ、来訪目的は当該ソフトのアップグレード版の宣伝、という

ことだったんですが、ちょうどPCの惨状を直接見て貰うことができました。

「会社でSEに報告しておく」ならびに、

折り返し私にお返事をくださるということでした。

個人的な経験上、こういうサポートの類の問い合わせにはなかなか

返事が返ってこない、という思い込みがありましたが、

こちらの会社さんは対応が素早く、翌日にSEの方が電話をくださいました。

で、改めて問題箇所を伝えると、どうやらソフトの

再インストールおよび再設定が必要とのこと。

私は当然どちらもやったことがないので、どうしようかな…と躊躇っていたら、

電話で直接教えてくださるとのこと。携帯電話を片手に、トライしてみることに

しました。

しかしながら、ただでさえ故障がち、おまけにセキュリティ面から

多くのロックがかけられているパソコンですから、電話で喋りながら

作業をしていても、中断してしまうことしばしば。しかも素人やから

時折難しい用語が出てきて聞き返すこともしばしば…

相手さんに電話料金をかなり消費させてしまいました。

電話で指示してくださったSEの人は、そんなまどろっこしい私相手にも

丁寧に、そして根気強く説明してくださいました。

1時間近く電話越しに指示を仰いで、ようやく全てのパソコンが復旧…!

早口で矢継ぎ早に次の操作を伝えられるその電話口の向こうには、

私の与り知らない忙しさというのが滲んでいました。

まあ、うちはかなりまどろっこしい類とはいえ、クライアント一件に1時間

食われるようでは、立て続けにトラブルに見舞われた日など、

SEさんは休む暇はないでしょう……。

コンピュータ関連の業界に勤める知人が皆、揃いも揃って残業を競い合う事情が

少し実感を伴って理解できました。

うちのPCが治ったのは慶賀すべきことなんですが、

コンピュータに関わるいろんな人の苦労を考えてしまいました。