RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

過重労働について考えてみる(1)

ここ最近、仕事がうまく流れなくなってきた土曜日の午前から。

「ストレスで教諭自殺」

最近のニュースですが、ろくにテレビも視ることができなかった私は

職場の人から聞いて知りました。

以下中日新聞サイトからの引用です。

「申請によると、この教諭は今春大学を卒業。四月に同校に赴任し、二年生の学級担任(児童二十二人)となった。大学時代は健康だったが、五月下旬に病院で「抑うつ状態」と診断された。同月三十一日に自宅で首つり自殺を図り、六月一日に死亡した。」

「教諭は着任後、連日授業の準備に追われ、一カ月の超過勤務時間は百時間を超えた。また、保護者からの連絡帳には指導への疑問や批判が繰り返し記され、「結婚や子育てをしていないので経験が乏しいのではないか」と人格を侵害するような内容もあったという。」

……悲しい出来事です。

自分も最近、特に仕事を負担に感じることが多く、つい考え込んでしまいました。

「超過勤務時間は百時間を超えた」という事実と比較すると……

私は朝7時に出社してまあ夜の7時過ぎには退社する、というのがだいたいのパターン

なんですが、労働基準法に定められている途中の休憩時間はとったことがないので、

残業+未消化休憩時間を加えると法定労働時間を毎日4時間あまりオーバーしている

ことになります。それに今月の出勤日数21日を掛け算すると、

約「84時間」の超過勤務です。

しかし、私は会社とは別に、その関連組織にも半ば強制的に出向させられていて、

土日祝の休日や、平日夜遅くの会議やイベント等の手伝いというのにも

従事させられています。今日土曜も午後からそれなのですが、

10月だけでみても休日含め延べ10回あまりの参加を求められました。

そのうち半分は心を鬼にしてサボタージュしたのですが、他はいろんなものを犠牲にして

手伝いに行きました。昨日はそのせいで友人との約束をドタキャンする羽目になり、

かなり落ち込んでいまキーを叩いています。みんなごめん…

それらのボランティア的な勤務も含めれば(「自発的奉仕」の名目ですから当然手当・

代わりの休みはありません)、10月の超過勤務時間は軽く100時間を超えます。

でも、知り合いの社会人の中では私などかなり楽な部類に入るらしく、

「えー8時に帰宅?早やー!」なんて羨ましがられる始末です。

周囲の20代サラリーマンは、9時・10時帰宅が当たり前、中には午前1時半が

標準という猛者もいました。差別的意図はありませんが、女性でした。

出社だって、朝8時か9時くらいなのに……

古臭い表現で誰も使わなくなりましたが、「エコノミック・アニマル」というのは

果たして絶滅したのではなく、より新たに姿を変えて繁殖しているような気がします。

今日は頭が働かなくて、単に仕事の時間だけで過重労働を測ってみましたが、

上に引用した記事の核心は無論そうした物理的な数字ではなく、

メンタルなストレスの方。こちらには、感情だけでなく、クールで精緻な分析が俟たれます。