RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

読書案内(その1)

『空を飛ぶ恋』 (新潮社刊)

携帯電話をモチーフにした、28の掌編小説からなる

オムニバス・ストーリー。

作家、平野啓一郎氏が以前評論のなかで

「『ロミオとジュリエット』の中に携帯電話を放り込めば、 

 忽ちにして物語は破綻するだろう」

といったことを述べられていましたが、携帯電話という

ツールによって、20年、いや10年前ともおそらく

恋愛の事情というのは大きく様変わりしたと思います。

そんな感慨に耽りながら読む作品。画像